和歌山県中央東部に位置する田辺市龍神村。人口約3,500人、古くから林業が主な産業であり、観光では日本三美人の湯の一つとされる龍神温泉が有名です。人口減による過疎化や産業衰退に悩んでいた同村は1983年に「龍神国際芸術村」構想を立ち上げました。行政だけではなく、企業、美術家、芸大の教授らが関わりながら生まれたこの構想は「芸術によって村を再生させる」というもので、廃校になった中学校の木造校舎を住居兼アトリエに改装し、多くの若手芸術家を受け入れてきました。
現在、同村で活動する芸術家は20人ほど。その内訳は、木工、絵画、染色、紙漉きなど多岐にわたり、お互いにその才能を認め合いながら、それぞれが意欲的に活動をしています。
本企画展では、熊野の自然や文化にインスピレーションを受けた作家たちの作品を展示することで、芸術を身近に感じる空間とし、また、三重県および中部圏の方々に龍神村で活躍するアーティストを広く知っていただく機会とします。
≪出展作家≫
◇藍染計良
◇YUSUKE
◇蓑虫工房
◇溝端秀章
◇扇松屋龍神
◇G.WORKS
◇山路紙紙漉き工房
◇やのともこ
◇チェーンソーアート・ジャパン
期 間:平成30年6月30日(土)~8月26日 (日)※期間中無休
時 間: 午前9時~午後5時
場 所: 企画展示室
入 場 料: 無料
≪付属イベント≫
①オープニングギャラリートーク
様々なアーティストが活動する龍神村。その歴史と現状について、龍神村に移住して30年間活動している山路紙紙漉き工房 奥野誠氏にお話ししていただきます。
日 時:平成30年6月30日(土)午前10時30~11時30分、午後1時~2時
入場料:無料
定 員:30名程度(申込不要)
対 象:どなたでも
場 所:三重県立熊野古道センター企画展示室
講 師:奥野誠氏(山路紙紙漉き工房)
②新聞紙アート体験「新聞紙で鳥を作ろう!」
新聞紙を使用して実物大の鳥(チドリ)を制作する体験学習です。制作した作品は8月26日(日)まで当センターにて展示し、その後お持ち帰りいただきます。
日 時:平成30年7月21日(土)
午前の部:10時~12時、午後の部: 1時~3時
参加料:500円(材料費含む)
定 員:午前15名(低学年向き・翼を閉じているタイプ)
午後15名(高学年向き・翼を広げているタイプ)
(どちらも要申込・応募多数の場合抽選)
対 象:小学生以上(小学3年生以下は保護者同伴)
場 所:三重県立熊野古道センター体験学習室
講 師:溝端秀章氏(絵本作家、造形作家)
募集期間:平成30年6月21日(木)~7月14日(土)
詳細ページ
http://www.kumanokodocenter.com/event/180630_1.html
三重県立熊野古道センター
〒519-3625尾鷲市大字向井12-4
TEL:0597-25-2666
FAX:0597-25-2667
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